きょむ日記

大学中退メンヘラヒキニートの日記。

宇宙に比べたらちっぽけ

自己啓発書にはよくこう書いてありますね。

 

「自分という存在や自分の抱える悩みなど宇宙に比べたらちっぽけだ」と。

 

つまり、自分がどんなことをしたり考えたりしようが宇宙規模で考えたら全然たいしたことがないから、そんなに悩む必要はないということを説いているのですね。

 

皆さんはこの考え方についてどう思いますか?

僕は「何じゃそりゃ」って感じです。

 

言いたいことはわかりますし、この考え方を受け入れてクヨクヨと悩まなくなる人がいるのならそれは素晴らしいことだと思いますが、僕はどうもひねくれているのでそう単純に納得することができません。

 

人間は思考することができたり、感情を持つことができたりしますが、宇宙は何かを考えたり感じたりすることができるんですかね?現代の科学的な考え方からすれば宇宙にそのようなものは存在しないとするのが一般的だと思います。何も悩むことのない宇宙と比べられてもねえ……。

 

それに、僕たちは普段宇宙に生きていると感じますか?感じないでしょ?僕たちが生きているのは「いま、ここ」。時間的にも空間的にもかなり限定的な位置を生きている。実生活の中で広大な宇宙に思いを馳せるなんて宇宙マニアの人くらいしかしないでしょ?僕たちには宇宙なんて見えないんですよ。そんな曖昧なものと比べることなんてできない。

 

大体ね、スケールの大きさで比べることがこの場合に有効なのかって話ですよ。僕たちは人間です。宇宙に比べればスケールで遥かに劣るでしょうが、僕たちは等身大の自分を生きています。自分にとって自分がちっぽけなはずありません。いつだって自分のことが一番大事ですし、自分の問題が一番大きな問題です。宇宙と比べたからといって自分にとっての自分の大きさが小さくなることはありません。

 

というわけで、僕がこの考え方を受け入れられない理由を簡単に書いてみました。ただ、理解してほしいのは僕がこの考え方自体を否定しているわけではないということ。こういう考え方をする人を馬鹿にしているわけではないということ。世の中いろんな考え方の人がいますからね。僕の考え方を理解できなかったり、間違っていると思う人もいるでしょう。ぜひともご自分でもこの問題に関して考えてみてください。

 

今回はあくまでこの考え方を受け入れられない理由を書きたかっただけなので、自分の悩みを必要以上に大きく捉えないようにするための代替手段は考えていません。何か思いついたらそのうち書くかもしれません。それでは簡単な記事でしたが今回はこの辺で。